現代文で高得点をとるために意識するべきこと
現代文で点をとるためにすべきことは以下の3点。
①大量の文章を読む。
②語彙力をつける
③論理構成能力を身につける。
まず、①については、入試に出題されそうな人文科学分野の文章を大量に読むことで、読むことに慣れるとともに、そういった分野の知識を身につけるべきである。
出題される文章に関連する知識の有無は読解力に影響するので、様々な知識を持つ人のほうが初見の文章でも理解するのが速い。短い時間で解答するためには、とにかく多くの文章に触れ、様々な知識を頭に入れるべきである。
②の語彙力については、現代文の単語帳が売っているので、それを購読するのが手っ取り早い。私が高校生のときに使用していた以下の書籍をおすすめする。
③についてはまず文章の典型的な構成を知るべきである。
具体的には以下のような文章構成となることが多い。
1序論、本論、結論型・・・問題提起の後、議論し、最後に自分の考えを述べる。
2結論、本論、結論型・・・最初に結論を述べ、最後により深めた結論を述べる。
3他説・自説証明型・・・他説を批判し、自説を証明する。
4説、例証、結論型・・・ある説を述べ、その例を提示し、結論で締める。
また、以下の3点にも注目すべきである。
1接続詞・・・順接、逆接、転換、換言の4つ。
特に逆接(例、しかし)や換言(つまり)の後は結論の場合が多い。
2言い換え表現
筆者は自分の主張を読者に伝えるために言い換えて、何度も同じことを述べる。具体的、比喩、理由、引用文等はすべて結論の言い換えと考えられる。これらを基に結論を素早く探せるようになれば、読解力は格段に向上する。
3対立関係
前述のとおり、他説を批判して、自説を述べるパターンが多い。自説には直線、他説には波線を引くなどして、自説と他説を分類しておくと、問題が解きやすくなることがあるので、ぜひ試してほしい。
ドラゴン桜2の6巻で国語教師太宰府治先生も似たようなことを言っている。漫画で楽しみながら、読解力について学べるうえに、この漫画に出てくる国語教師は非常に面白いので、ぜひストレス発散がてら読んでみてほしい。